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すぐに忘れるのは、自分の頭が悪いから?

よく、「覚えたことがすぐに忘れる」「うまく記憶できない」と悩んでいる学生がいます。中には、「自分は生まれつきバカなんだ!」と、非常に苦しみ、落ち込んでいる人もいます。このサイトを見ている人のなかにもいるかもしれません。気持ちはよくわかります。しかし、無意味な精神的な落ち込みは、今すぐにやめてください。というのは、それらは、あなたのせいではないからです。

人間は、忘れるのが自然で、あたりまえ!

「覚えたことがすぐに忘れる」というのは、人間は誰でも、覚えたことを忘れるようになっているのです。それが、"短期記憶と長期記憶について" で説明した、海馬(かいば)くんの働きだからです。忘れるのが自然で、あたりまえ! だから、落ち込む必要は何もないのです。

海馬くんを「うまくだます」コツを知る。

「うまく記憶できない」というのも同じ理由です。たぶん、誰か他の人と比較して、自分は記憶力が低いと悩んでいるのでしょうが、それは単に、海馬くんを「うまくだます」コツを知っているか、知らないかだけのことなのです。すでに説明したように、人間は「必要な情報」と海馬くんが判断しないかぎり、長期記憶ができません。

「必要な情報」とは、何?

では、「必要な情報」とは、何でしょうか?
それは、生きていくのに必要な情報です。ですから、歴史上の人物や英単語、数学の公式など、死ぬか生きるかに関係ない知識は、海馬くんは、すぐに記憶から消してしまうのです。

英単語や数式は、海馬くんが不要と思っても、学生のみなさんには、とっても大切な知識です。だから、何としても海馬くんに、その知識は大切なのだと認めてもらわなければなりません。そこで、「海馬くんをうまくだます!」必要があるのです。

海馬くんの「大切な情報」の判断基準は?

では海馬くんは、「生きていくのに必要な情報」→「大切な情報」をどのように判断しているのでしょうか? たとえば、青信号でわたっていたとき、突然、猛スピードのバイクが信号無視で突っ込んできてひかれそうになったら、海馬くんは、強烈なイメージと怖かったという感情で、一発で、「青信号でも注意が必要だ!」と記憶したと思います。このとき大切なことが、鮮明なイメージと強い感情です。さっきの状況を単に感情を入れないで文章を読んだだけの場合は、同じ内容でも、海馬くんは「大切な情報」と判断してくれません。

次に、近所に2人の人が引っ越してきて、そのうちの1人は毎朝顔をみるが、もう一人は、たまにしか見かけないない場合、毎朝顔を見る人を「大切な情報」として扱い、顔だけでなく、名前も覚えるでしょう。

これらのことから、海馬くんは、

1、イメージが鮮明なもの
2、強く感情が動いたもの
3、なんども繰り返し、記憶されるもの

ほど、「大切な情報」であると判断するのです。

一番効果的な記憶法とは?

ですから、歴史上の人物や英単語、数学の公式などを記憶したい場合は、
1、文字だけではなく、イメージとしてとらえ(英単語など)
2、その知識を、感情とともに記憶し(歴史的背景など)
3、忘れても、なんども繰り返し覚える
ことで、海馬くんをだまし、「大切な情報」と判断してもらえます。

上の3つ中で、もっとも大切なのが「繰り返し記憶する」事です。
頭が悪いのではなく、記憶のメカニズムがそうなっているのですから、
忘れる→記憶→忘れる→記憶 を繰り返すのが、一番効果的な記憶法なのです。

海馬くんの判断基準

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